type人材紹介
大量破壊兵器とは通常の兵器に見られない高度な殺傷・破壊能力を備えた特殊な兵器である核兵器、生物兵器、化学兵器の総称である。化学兵器は化学物質を用いた兵器であり、近代的な化学兵器は第一次世界大戦で使用された。本格的な化学攻撃は1915年4月にベルギーでドイツ軍が膠着した戦況を打破するために塩素ガスをフランス軍とカナダ軍に対して送り込むことに成功した。戦後にも研究開発が進み、例えばアメリカでは神経ガスVXなどの毒性ガスが発明され、砲弾やミサイルに搭載して運用された。生物兵器とは微生物を用いた兵器であり、近代的な生物兵器にはポツリヌス毒素、ペスト菌、オウム病ウイルスなどが利用され、対人用のものには30種類以上の細菌やウイルスが開発されている。核兵器は最も新しい大量破壊兵器であり、核分裂反応または核融合反応の連鎖反応を利用した兵器であり、プルトニウム239またはウラン235を爆縮させて熱エネルギーを得る。第二次世界大戦においてアメリカにより初めて使用され、戦後にはソヴィエト、イギリス、フランス、中国などが保有し、現在でも研究開発が進んでいる。これら大量破壊兵器は化学兵器禁止条約、生物兵器禁止条約、核不拡散条約などの国際法によって保有、開発、使用などが規制されている。
軍の組織化と指揮統率はネットワーク化された通信網に基礎付けられている。軍事通信も基本的には民間通信と同じものだが、戦闘による損害を想定した高度な生存性を要求されるところが大きく異なる。そのために現代では一般的な有線や無線の通信だけでなく、信号煙、伝令、手旗、腕手記号などが併用される。しかしトランジスタや集積回路の開発によって器材が小型化しており、民間の通信技術とともに発展している。収集される情報がレーダー技術や通信衛星を介した無線通信技術の発達により増大したため、情報処理の効率化と高速化が求められている。加えて対抗勢力による傍受や妨害に対する防護、放射能障害からの防護、部隊間や外国軍との通信網の統合、屋外での機動性、非常時のための予備通信など多様な要求にも迫られている。
各国の軍事体制・情勢の概要を記述する。詳細は各国の軍隊の一覧を参照されたい。
アメリカ合衆国は北米大陸を領有し、東西を大洋に挟まれた地理にあり、南方はメキシコ、北方はカナダと隣接している。アメリカ大統領を最高指揮官としてアメリカ合衆国軍が編制されており、核兵器を保有している。建国以来、強大な常備軍を持たない伝統的な軍事思想であり、また孤立的な地理的位置からモンロー主義を採用していた。しかし冷戦期に対ソ封じ込め政策を実施するため、北大西洋条約機構など世界各国と集団安全保障体制を構築し、軍事力が常備化して世界的に部隊を地域的統合作戦部隊に編制して配備している。その主要な国防政策としては、米国本土の防衛、欧州・北東アジア・東アジア沿岸部・中東・南西アジアの重要地域の前方抑止、小規模緊急事態への対処である。軍事力の目標として2地域で同時に作戦を遂行し、うち1地域においては敵を決定的に撃破するものとされている。さらに新たな脅威に対抗するために世界的な米軍再編をも進めている。2001年の同時多発テロ以降には対テロ戦争の国家方針を打ち出してアフガニスタン侵攻やイラク戦争を実施した。[11]
イギリスはヨーロッパ大陸とイギリス海峡を挟んで位置するグレートブリテン島とアイルランド島北部を主に領有し、国王を最高司令官としてイギリス軍が編制されており、核兵器を保有している。イギリス本土や海外領土の防衛だけでなく、軍事外交、より広域な国益の支援、人道支援、同盟国への核抑止の寄与、北大西洋条約機構を通じた集団安全保障体制の貢献やヨーロッパ以外における危機対処などが主要な任務となっている。警察力で対処できない場合はイギリス軍が北アイルランド問題に対処する。軍事力の目標としては、一つの大規模作戦と二つの小規模作戦を同時遂行する程度とされている。第一次世界大戦と第二次世界大戦を戦い、現代でも1982年にはフォークランド紛争を戦った。また米軍やNATO軍とボスニア紛争やイラク戦争において共同作戦を実施している。[12]
イタリアはイタリア半島を主に領有する国であり、国防相の指揮下に陸海空軍及び国家憲兵から成るイタリア軍を編制している。国土の三方が地中海に包囲された上に南北に伸長している狭隘な国土であるために海軍力は外洋海軍として重要な役割を担っている。北大西洋条約機構においても地中海地域の重要拠点であるために司令部が設置されている。さらに北大西洋条約機構や国連の軍事作戦に積極的に参加している。[13]
イスラエルは中東に位置する非常に狭隘な国であり、国防相を最高司令官としてイスラエル国防軍が編制されており、核兵器の保有が疑われている。イスラエルの国防省は首相が文民の国防大臣と副大臣を任命し、その下に総務長官を設置する。イスラエル国防軍は陸海空軍から構成され、軍事作戦では参謀総長が具体的には指揮をとる。準軍事組織に国境警察、沿岸警備隊がある。徴兵制度が採用されており、男女に兵役義務がある。ただしこれはユダヤ人とドルーズ教徒だけに適用される。キリスト教徒やイスラム教徒などは志願できる。兵役義務を終えると予備役として男性は54歳まで、女性は24歳または結婚まで毎年訓練を受ける。また市民警備隊や民間防衛隊の志願で代替することもできる。パレスチナ問題を巡って近隣諸国と対立しており、アラブ諸国との中東戦争を経験している。[14]
イランは北方のトルクメニスタン、
セミナー
のペルシャ湾、東方のアフガニスタン、西方のイラクに包囲された位置にある国であり、最高指導者の下にイラン・イスラム共和国軍とイスラム革命防衛隊が編制されている。軍事政権は憲法上で禁止されている。イスラム共和国体制の維持・外国支配の排除とイスラム世界の統一を憲法で国家目標としている。2002年に核開発の問題が顕在化した。[15]
インドはユーラシア大陸の南部に位置しており、国境にはヒマラヤ山脈などの障害地形がある。大統領を最高司令官としてインド軍が編制され、核兵器を保有する。国防の責任者は首相や国防相などを含む内閣に属し、内閣に設けられた政治問題内閣委員会において重要度の高い内政問題や外交問題と併せて決定が下される。ただし非常事態宣言は大統領によって布告され、連邦議会両院に提出を要する。インドの政軍関係は英国の影響を強く受けており、文民統制が徹底されている。
監視カメラ
のインド軍は総司令官を設置せず、陸海空軍の長が国防省に対して責任を持っており、ほとんどのインド独立後の軍人の席次格下げについてもほとんどの軍人は反発していない。兵役は志願兵制であり、独立後はネルー首相の下で経済重視の非同盟政策であったが、中国ともヒマラヤ山脈の領有権を巡って中印国境紛争が起き、敗北を喫した。その後に本格的な軍備の拡張によって今日の軍事力を構築してきた。第三次印パ戦争を契機に南アジアの国際関係において覇権的な地位を獲得するようになった。今でもカシミール地方の帰属を巡って対立している。[16]
インドネシアはスマトラ島、ジャワ島、カリマンタン島、スラウェシ島などを領有する島国であり、大統領を補佐する陸軍大将の指揮下にインドネシア国軍などが編制されている。国家目標は統一共和国の創造、公正かつ繁栄した統一社会の創造、アジアとアフリカの友好親善で世界平和に貢献することにあり、国軍は軍事的な任務と非軍事的な任務を遂行する。近海に出没する海賊対策をも行う。[17]
オーストラリアは主にオーストラリア大陸を領有し、国防相の指揮下にオーストラリア国防軍が編制されている。英米と軍事的に密接な関係がある。東南アジア諸国との友好関係と国際秩序の維持を行いながらもホイットラム労働党政権によって自主国防政策が開始された。[18]
オーストリアは
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大陸の中央部を領有し、冷戦期には北大西洋条約機構とワルシャワ条約機構の勢力圏の中間に位置した。大統領を最高指揮官としてオーストリア連邦軍が編制されている。戦後の分割統治下で主権回復のために1955年に永世中立となる。武装永世中立の維持のために総合的国防の思想の下で国力の総動員体制を整えている。[19]
カナダは北米大陸の北部を領有し、冷戦期には米国とソ連の中間に位置してきた。首相の指揮下にカナダ軍が統合軍として編制されている。カナダの国防、必要に応じて災害派遣なども任務とする。米国と密接な関係を保って集団安全保障体制を保持する。国連中心主義の政策で平和維持活動にも積極的に参加している。[20]
スウェーデンはスカンディナヴィア半島の主に東半分を領有し、国防相の指揮下にスウェーデン軍が編制されている。17世紀までは優れた軍事力を保有していたが、ナポレオン戦争での敗北を契機に1830年代から中立政策を採用した。しかし第二次世界大戦でその中立は破られている。国家総動員の体制で国土防衛を準備しており、また国連平和維持活動にも積極的に参加している。[21]
大韓民国は朝鮮半島の南部を領有し、大統領が最高指揮官として韓国軍を編制している。国防、平和的な朝鮮半島統一の支援、地域的な安定がその目的とされている大統領を議長として国務総理、外務部長官、国防部長官などが参加する諮問機関である国家安全保障会議があり、大統領府を構成する。韓国の軍事組織は大統領の下に国務総理、国防部長官置かれ、合同参謀本部が国防部長官を補佐する。国防部長官の下には陸海空の参謀総長が統括する本部が置かれ、作戦を指揮する。米韓相互防衛条約の締結、米韓安保協議会の定期開催、米韓連合司令部の設置を以って米韓安全保障体制を準備している。国民は二十歳になると徴兵されるが、海軍は志願制と併用、
包茎
は志願制である。韓国では北朝鮮の労働赤衛隊に対抗して郷土予備軍が設置されており、民間防衛を担っている。現在でも朝鮮統一問題を抱えており、北朝鮮に対抗するための軍事力を準備している。[22]
北朝鮮は朝鮮半島の北部を領有し、国家主席を最高司令官として朝鮮人民軍が編制されている。国防と朝鮮統一の支援を任務としており、先軍政治の方針の下で国家の全面的な軍事化を推進している。軍事制度は不明な点も多いが、国家主席の下に党軍事委員会、共和国国防委員会、政務院人民武力部が設置されており、朝鮮人民軍はその下にある。人事的には国家主席、書記、武力部長の党政治局常務委員によって掌握されており、多元的で複雑な指揮系統である。また準軍事組織として労農赤衛隊や紅い青年近衛隊、人民警備隊がある。兵役は公民の最大の義務であり、憲法では労働年齢を16歳としていることからこれを徴兵年齢と推定できる。[23]
スイスは北方のドイツ、南方のイタリア、東方のオーストリア、西方のフランスに囲まれた内陸国である。平国民の自由と国家の独立を守るために武装中立主義の方針を採っている。時は最高指揮官を持たないが戦時には内閣によって選任され、政治家が
脱毛
目標を定めた上で軍事作戦を遂行する。軍事行政の指導権は常に内閣にある。内閣は合議制の合議機関であり、文民統制が徹底されている。スイス国民は国防意識が高度であり、全ての男性に兵役義務を付与する徴兵制度に基づいた民兵制度を採用している。一部の上級部隊の指揮官を除いて職業的な指揮官、参謀、兵士を持たないために常備軍はなく、海軍も国土が内陸であるために設置されていない。軍令機関が平時では不在であるために、
粗大ゴミ
行政機関が比較的広範囲な機能を持っていることが特徴と言える。[24]
タイ王国はインドシナ半島中央部とマレー半島北部を領有し、国王を最高指揮官としてタイ王国軍などが編制されている。国体護持、独立維持、国土保全を国家目標とし、東南アジア諸国連合加盟国との連携、侵略に対しては米軍の支援を受けて防衛、周辺諸国に対抗可能な軍事力準備、軍需産業の外国依存度低下の取り組みなどが国防政策として行われている。タイでは軍によるクーデターが発生している。(タイ軍事クーデター (2006年)を参照)[25]